成犬でも大丈夫!わんちゃんのしつけを徹底指南!

もう大人なのに全然しつけが出来ていない・・・もう改善されないかな?と

悩んでいる飼い主さん!大丈夫です、成犬になってからでもワンちゃんのしつけは出来ます。確かに子犬の頃よりは時間がかかります。

でも必ず出来るようになります。成犬のワンちゃんのしつけのポイントをご紹介します。

1.成犬のしつけのポイント

ポイント1:根気強く

人間もワンちゃんも同じで、小さい頃はスポンジのようにぐんぐん吸収します。しかし、年齢を重ねると覚えたことを変えることが難しくなります。

そのため、根気強くトレーニングしていくことが大切です。

そして、「出来ていないけどまぁいいや」は絶対にダメです。しっかりと出来ている状態まであきらめずに続けて下さい。褒めるタイミングはしっかりと出来た時だけです。

ポイント2:ワンちゃんに合わせない

成犬でしつけが必要となるケースはワンちゃんを甘やかしてきた生活に原因があります。

子犬は可愛いですよね。可愛くて可愛くて甘やかしたくなりますよね。そして大きくなってもやっぱり可愛いんですよね。その結果、飼い主さんの言うことを聞かない子になります。

生活のペースをワンちゃんに合わせないことが大切なポイントです。

ポイント3:あきらめない

もう成犬だから仕方ないとあきらめていませんか?

諦めた結果が飼い主さんがワンちゃんに合わせる生活になっているのです。成犬でもかならずできるようになると信じて、あきらめずに取り組んでいきましょう。

2.成犬のしつけの取り組み方

ワンちゃんの成長サイクルは以下のようになっています。

犬のライフステージ

社会化期から若齢期がワンちゃんのしつけには一番大切な時期になります。
そして成年期に入ると少しづつ行動などにも落ち着きがでるようになります。それでも、きちんとトレーニングを行えば、成年期のワンちゃんでも大丈夫です。

(1)直したいことを明確にしましょう

成犬のトレーニングは子犬よりも時間がかかります。

飼い主さんがなぜしつけをしたいのかが明確になっていると、効率よくトレーニングが行えます。教えたいことが多ければそれだけ時間がかかるということを理解してください。

(2)お悩み別の改善方法

マーキングするミニチュアシュナウザー麦之助
① トイレの悩み

トイレトレーニングも飼い主さんがワンちゃんにどうしてもらいたいかが重要です。

トイレの悩み

マーキングなどは簡単にしつけることが難しいので、マーキングをされても良い状態にトイレをセッティングするなどの対策が一番です。

そもそもトイレトレーニングが出来ていない子にトイレを教える場合には、とりあえず、トイレとなるスペースいっぱいにシートを広げてシートの上で排泄したら

褒めるを繰り返し、シート以外の場所で排泄したら黙って片付けるを繰り返すようにしましょう。そして、徐々にトイレシートを減らしていきます。

トイレ以外の場所でしてしまう場合、そこにニオイがついているあるいは絨毯など足場の柔らかい場所であるということが考えられます。

ワンちゃんは足場の柔らかい所で排泄することを好むので、トイレトレーニングをはじめたら絨毯などは敷かないようにしましょう。

お散歩でのみ排泄するというのは問題では無いように感じますが、飼い主さんが体調不良の場合にもお散歩に行かなければなりません。また、老犬になってお散歩が難しくなることも考えられます。できれば、お家の中でもトイレが出来るようにトレーニングしましょう。

② 無駄吠えや噛むなどの問題行動

無駄吠えのイメージ図
問題行動と呼ばれる行動には必ず原因があります。原因を解消することが問題行動の改善には有効です。

ストレスによって問題行動を引き起こす場合もあります。これは、運動不足などが原因として考えられますので、お散歩を増やしたり、頭をつかう遊びをするなどストレスを発散させてあげましょう。

警戒や要求による無駄吠えや噛み癖は、飼い主さんとの主従関係を再構築することで改善が見込まれることがあります。主従関係を構築する方法は以下をご覧ください。

愛犬との主従関係を上手に作る4つのテクニックとは?

③ ハウスのトレーニングはしておきましょう

キャリーにハウスするミニチュアシュナウザー麦之助
スワレやマテなどの基本的なトレーニングも覚えたほうが良いですが、トイレや主従関係の再構築ができたらハウスのトレーニングは是非やってもらいたいです。

ハウスはワンちゃんにとって安心できる場所になります。

来客などに興奮する子はハウストレーニングをすることで落ち着かせることができるようになります。ただし、根気が必要です。

そこは、飼い主さんも気合を入れてトレーニングしてくださいね。

最初のうちは、おやつを見せながらケージに移動・誘導して、ケージに入っても扉を開けたままにしておきましょう。徐々に慣れてきたら、扉を閉める練習も始めてください。あまりストレスを感じるようなら、時間を調節してみてください。

扉を閉めたことで、わんちゃんが吠えても無視をしましょう。

吠えたときに外に出すと、「吠えたら外に出してもらえる」と思って、いつまでもケージに留まる癖がつきません。少しずつケージに滞在する時間を増やしていって、ハウスで自然に過ごすことができるようになったら完璧です。

★ハウストレーニングの方法★

ワンちゃんの基本のしつけについては下記に詳細を記載しています。成犬のトレーニングでも基本的な方法は同じです。じっくり時間をかけてトレーニングしてください。

犬のしつけ基本編|覚えておきたい基本のコマンド

3.どうしても難しい時はプロに頼むことも大切

マテをするボーダーコリー
成犬のトレーニングは子犬よりも大変です。何より、飼い主さんがどうしていいかわからないことが多いのです。

最近では、ドックトレーナーによる家庭犬のしつけを行うしつけ教室などがたくさんあります。どうしてもしつけが難しい時にはプロの力をお借りすることも大切です。

しかし、ワンちゃんのトレーニングは飼い主さんのトレーニングでもあります。

しつけ教室にお願いしてワンちゃんはしっかり出来るようになったとしても、飼い主さんがコントロールする力がないと、先生の言うことは聞くけど飼い主さんのいうことは聞かないということになります。

ワンちゃんのしつけは、しつける方にも覚えることがあることを理解してくださいね。

成犬のトレーニングの場合には預けるタイプよりも出張型のトレーニングや飼い主さんも一緒に学べるしつけ教室がおすすめです。

まとめ

成犬のしつけは根気よく行うことが大切です。また、飼い主さんが考え方を変える必要もあります。それでも、ワンちゃんは必ず出来るようになるので信じて一緒にがんばってくださいね。信頼関係が高まることでよりワンちゃんとの絆が強くなりますよ。

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