小型犬の中でも小さいチワワは人気犬種です。身体は小さいですが、とても賢い犬種なのでトイレトレーニングもすぐに出来るようなる子が多いです。
一緒に生活していくうえで欠かせないトイレトレーニングのポイントをご紹介します。トイレトレーニングをしっかり教えて楽しい共同生活をスタートさせましょう。
1.トレーニングの開始時期
個体差はありますが、2、3日でお家に慣れてくれると思いますので慣れたらスタートしましょう。パピーちゃんは成犬と比較してトイレの回数が多いのでトレーニングチャンスがたくさんあります。
2.教える時に押さえておきたい重要ポイント
パピーちゃんの排泄タイミングは、「寝起き」「食後」「遊んだあと」などが考えられます。
このタイミングをしっかりと見極めて、トイレにつれていくことが大切です。迎い入れ直後で、お家に慣らしている際にチワワのトイレのタイミングを見ておくという方法もあります。
トイレトレーニング、最大のポイントは失敗しても絶対に叱らないことです。
叱ってしまうと排泄するという行為が悪いことというイメージになってしまい、排泄が上手に出来なくなる事もあります。
失敗してしまった場合、何事もなかったように片付けましょう。失敗してしまった場所は念入りに消臭しておいて下さい。ニオイが残るとまた同じところで排泄してしまう可能性があります。
3.この通りにやってみてチワワのトイレトレーニング
最初の一週間はなるべくサークルの中で過ごさせます。
片側にベッドとお水を、そして反対側にトイレトレーやトイレシーツを用意します。トレーやシーツのサイズは小さいものを用意しましょう。
ワンちゃんは自分の寝床が汚れるのを嫌います。チワワは特にきれい好きなので、きちんとトイレトレーやトイレシーツに排泄するようになります。
飼い主さんが見極めた排泄タイミングでトレイに誘導するようにしましょう。
最初は失敗する可能性も高いので、トレー以外の部分にシーツを敷いておくという方法もアリです。排泄した後は速やかにトイレシーツを取り替えてあげましょう。
【合図で排泄をコントロール!】
排泄コントロールというと「トイレくらい自由にさせてあげたら?」と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、合図でしっかりと排泄をさせるということが出来ると、
お散歩中などに所構わず排泄してしまうということを予防することが出来ます。
排泄のタイミングで「ワンツー」などの声掛けをします。そして、しっかりと排泄が出来たら褒めてあげましょう。これを繰り返すことで合図と排泄が結びつくようになります。
4.大人になってしまったらトイレトレーニングは難しい?
トイレトレーニングに限らず、しつけ全般はパピーの方がスムーズということは間違いありません。これはワンちゃんに限らず、人間でも長年の癖を治すのは難しいです。
しかし、根気よくトレーニングを行うことで出来るようにはなります。パピーちゃんが1ヶ月で習得できるとしたら、その倍もしくは倍以上の時間がかかるというだけのことです。
しかし、成犬のトイレトレーニングを行う前に少し確認してもらいたいことがあります。
寝床とトイレが近い場合、そこでトイレをすることを嫌がっているという可能性もあります。寝床とトイレの場所を離してみてください。
ワンちゃんは柔らかい場所で排泄するという習性があります。トイレシーツを設置する場所を少しやわらかい足場にしてあげると成功する確立が上がります。
可愛いチワワをつい甘やかして育ててしまい、気づいたら成犬になっていたというケースでは、チワワは飼い主さんをリーダーと認識していない可能性があります。
この場合、トイレトレーニング云々ではなく、主従関係の確立を先に行う必要があります。
主従関係を確立するためのトレーニング方法に関しては下記に詳しく記載しています。
ホールドスチール・タッチング・マズルコントロールの方法
成犬のトイレトレーニングはなかなか根気が必要です。最初はトイレを複数設置して、トイレシーツの上で出来たら褒めるを繰り返して行くようにしましょう。
そこからだんだんとトイレシーツを減らして見て下さい。失敗しても叱らずに!ニオイが残らないように徹底的に消臭してください。
足場は柔らかい方が良いのですが、毛足の長いラグはニオイを落としづらいので気をつけて下さい(実体験です)
まとめ
小さく可愛らしいチワワはついうっかり甘やかしてしまいがちです。そして気づいたら大人になっていたということも十分にあり得ます。
トイレのトレーニングは一緒に生活していく上では必須です。なるべく早くはじめましょう。トレーニングを通じて飼い主さんとの主従関係もしっかりと作っていきましょう。