スコティッシュフォールドの子猫を迎える前の準備方法~

スコットランド発祥の猫、スコティッシュフォールドは、丸みのある体と愛らしい折れ耳が特徴。
とある農家で生まれた突然変異の猫を計画的に繁殖させることで猫種として定着しました。
人懐っこく、のんびりとした性格は、多くの人から愛されています。
今日はそんなスコッティシュフォールドの子猫を迎える前に準備しておきたいこと、性格や飼い方、注意点について見ていきましょう。


★1 環境編

初めて猫を飼う方にもおすすめのスコティッシュフォールドと言われていますが、まずは基本的な生活を送るための準備と、ちょっとした気配りが大切になります。


1 そんなに広いスペースは必要ない

温厚でおっとりした性格のスコティッシュフォールドは、猫の中でも運動量の少ないタイプに属するため、お部屋の広さを心配をする必要は殆どありません。
将来的に必要になるキャットタワーを設置出来るスペースや猫ちゃんの生活圏が半畳ほどあれば、一人暮らしの方も安心して飼い始めることが出来ます。
また、鳴き声が小さいため、集合住宅でも飼いやすいという特徴もあります。


2 骨折しないように注意する

室内であっても、高いところから落下、ドアや窓に挟まれる、過剰な運動、栄養不足など、骨折を招く要因が意外に多くあります。
このようなことを避けると同時に、痛がった様子や、不自然な歩き方がないか気に掛けてあげて下さい。
また、スコティッシュフォールドは骨の形成異常である「遺伝性骨形成異常症」が起こりやすい猫種と言われています。
尾や足から始まって、進行すると脊髄の方へ波及してしまいます。
今の所は対処療法しかありませんが、生後3ヵ月~2年の成長期に発症しやすいため、早期発見を心掛けてあげましょう。


3 トイレの準備

まず必要になるのが排泄の場所。
トイレの容器は成長した後のことも考えて、大きめのものを選びましょう。
容器にトイレ砂を入れ、猫ちゃんが気持ちよく落ち着けるような場所に設置してあげます。
洗濯機や掃除機などの大きな音がする場所は、怖がってしまうことがあるので厳禁。
もともといたお店や譲渡元から子猫の排泄臭が付いたトイレ砂を少し分けてもらい、新しいトイレ砂に混ぜておくと安心する子もいるようです。
床を嗅いだり、そわそわした素振りを見せる時はおしっこの合図ですので、優しく抱えてトイレの前に連れて行ってあげます。
こうすることで猫ちゃんがそこをトイレだと段々と認識できるようになります。


4 寝床の準備

次に、猫ちゃんが安心して寛げる寝床を用意してあげましょう。
自分で体温調節をすることが苦手な猫ちゃんは、常に温かい場所を探して回ります。
子猫のうちは、段ボールやかご等に毛布やタオルを敷いて様子を見ることも出来ますが、将来的には専用のベッドを用意してあげたい所。
猫ちゃんにとってのベッドは人間にとってのソファのような役割です、防寒対策をしっかり考えてあげましょう。
窓の近くは日差しが入って一見暖かそうですが、窓枠の隙間から入ってくる冷気が原因で寒がることもあるので少し注意。
スコティッシュフォールドの中には内臓の弱い子もいますので、お腹が冷えないようにしてあげると喜びます。


★2 留守番編

お仕事の都合などで、留守にしなければいけないこともあるかと思います。
そんな時に気に掛けてあげたいのがお部屋の環境と食事のことです。


1 空調と温度管理

お部屋の中を常に快適な温度に保つため、空調をセットしてから出掛けましょう。28~29℃が目安になります。
夏場はクールマットなどの冷却アイテムも準備すると一層安心です。


2 水は数か所に新鮮なものを置く

もう一つ大切なのが飲み水。
猫は汗腺が少なく体温調節が苦手なため、熱中症を発症しやすいという特徴があります。
いつでも水が飲めるよう、複数箇所にたっぷりの水を用意してから出掛けましょう。
こうした事前準備で対応できる目安は2日程度が一般的。
それ以上長くなる場合は、家族や友人、ペットシッターやペットホテルを検討するのが賢明です。


3 子猫の時はできるだけ一緒にいよう

基本的には留守番も出来ると言われている猫ちゃんですが、子猫の時期は、飼い主さんや家族との愛着を形成し絆の基盤を作る大切な時期になりますので、留守や他の人に預けることはなるべく避け、一緒に過ごし成長を見守ってあげることが望ましいです。

★3 ケア&食事編


飼い主さんによる愛情あるケアと食事の管理が、猫ちゃんの健康を支える土台となります。

1 ブラッシング

寒さから猫ちゃんを守ってくれる毛並み。1日に1~2回はブラッシングをしてあげましょう。
スコティッシュフォールドには長毛タイプと短毛タイプがあり、特に長毛タイプは毛玉になり易い傾向があります。
脇の部分や脚の内側などは特に毛玉になりやすいため、飼い主さんの手でほぐしてあげることが必要です。
また、折れ耳のスコティッシュフォールドは耳の部分がムレ易く、汚れが溜まりやすくなっています。
見付けたら掃除をしてあげるようにしましょう。


2 食事

1才未満の場合は体重(kg)✕100~200(kcal)を1日の目安に、3~4回に分けて食べさせてあげましょう。
1才を過ぎたら肥満予防効果のある高タンパク低脂肪の食事が望ましいです。
専用のキャットフードはバランスも良くおすすめ。
いつも同じ物では飽きてしまうことが多いので、日替わりが出来るように複数準備してあげます。
また、キャットフードをきちんと食べてもらうため、おやつは控えめに。
スコティッシュフォールドの寿命は平均10~13年と他の猫種に比べやや短いのですが、その分、日々の食事や健康管理、愛情を注ぐことが長寿に繋がります。


★4 遊び&しつけ編

いつまでも家族と元気に暮らして欲しい猫ちゃん。適度な遊びとメリハリのあるしつけがその願いをサポートします。


1 飼い主との遊びが大好き!

甘えん坊で、家族と一緒にいる事をとっても好むスコティッシュフォールドとは、たっぷりと時間をかけて遊び、信頼関係を築きましょう。
触れ合いが足りないとストレスを感じてしまう子が多く見られます。
運動量はあまり多くないタイプの猫ですので、猫じゃらしなど簡単なアイテムで遊ぶだけでも喜んでくれますよ。
キャットタワーでの自由運動を組み合わせることで肥満予防になります。
コミュニケーションをしっかり取ることが、しつけもし易くなるポイントです。


2 失敗しても怒鳴らないこと

いたずら好きの猫ちゃんは時に度が過ぎてしまうことも。
良くないことをしたら叱ることも大切ですが、大声で怒鳴ったり、引っ張ったりすることは禁物です。
顔の前で軽く手をパチンと叩いて見せる、霧吹きで軽く水を掛けるなど、一貫性のある決まった叱り方は猫ちゃんにとっても分かり易く、伝わりやすいようです。
また、爪とぎや高い所に登ることは習性でもありますので、単に叱りつけるのではなく一定の場所へ誘導するような工夫も必要です。


★5 まとめ

スコティッシュフォールドとの暮らしが少しイメージ頂けましたでしょうか。
飼育にはキャットフード、消耗品、遊具、医療費やペット保険などのお金が必要になります。マイペースで寛容な性格の子が多くみられますので、初心者の方はもちろん、既に猫を飼っている方で多頭飼いを考えられている方や、犬を飼っていらっしゃる方にもおすすめの猫種です。

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