ペットとして猫を室内飼いしていると、旅行などで家を空ける際に猫の扱いに苦労する場合があるかもしれません。とくに夏場は、家のすべてのドアや扉を閉じ密閉することになると室内の温度が高温になる場合があります。
その場合、留守番として残された猫が熱中症などにかかってしまうケースも考えられるでしょう。
ここでは、夏場、留守番をしている猫が体調を崩さないようにするために、暑さ対策にどのような配慮が必要かについて解説します。
その場合、留守番として残された猫が熱中症などにかかってしまうケースも考えられるでしょう。
ここでは、夏場、留守番をしている猫が体調を崩さないようにするために、暑さ対策にどのような配慮が必要かについて解説します。
もくじ
■エアコンは10~15時や熱帯夜につける
「猫はエアコンが嫌い」といわれることがありますが、それは本当でしょうか。エアコンをつけると、筆者の猫はその部屋を出て行こうとしますので、全ての猫はエアコンが苦手だと言えないまでも、確かにそのように反応する猫はいるようです。とはいえ、最高気温が30度以上の真夏日や35度以上となる猛暑日には、エアコンをつけないわけにはいきません。
エアコンなしには、人間ばかりか猫も暑さに耐えられなくなって夏バテを起こしたり熱中症になったりする恐れがあります。そこで、そのような日には留守番している猫のために、気温がもっとも高くなる10~15時に限定してエアコンをつけることをおすすめします。また、熱帯夜の際にも室温を28度に保った状態でエアコンをつけるとよいでしょう。
家人が誰もいないときに、猫のために1日中エアコンをつけっ放しにするのは電気代の負担も少なくありません。なので、タイマーを上手く使って、必要最低限の時間帯に絞ってエアコンをつけるとよいでしょう。
エアコンなしには、人間ばかりか猫も暑さに耐えられなくなって夏バテを起こしたり熱中症になったりする恐れがあります。そこで、そのような日には留守番している猫のために、気温がもっとも高くなる10~15時に限定してエアコンをつけることをおすすめします。また、熱帯夜の際にも室温を28度に保った状態でエアコンをつけるとよいでしょう。
家人が誰もいないときに、猫のために1日中エアコンをつけっ放しにするのは電気代の負担も少なくありません。なので、タイマーを上手く使って、必要最低限の時間帯に絞ってエアコンをつけるとよいでしょう。
■扇風機で部屋間の空気の流れを作る
風がなく空気の流れがない閉め切った部屋では熱中症のリスクが高まります。そのため、部屋のドアを開け放ち扇風機やサーキュレーターなどを使って部屋間で空気の流れを作ることは、猫にとって体調を崩さないようにする意味でも必要なことです。猫しかいない部屋の中で扇風機やサーキュレーターを作動させるのは事故の危険性があるので慎重を期す必要があります。
そのようなときには、タイマーなどを使って間欠的に扇風機やサーキュレーターが作動するような工夫をするとよいでしょう。
そのようなときには、タイマーなどを使って間欠的に扇風機やサーキュレーターが作動するような工夫をするとよいでしょう。
■遮光カーテンで日差しをカットする
遮光カーテンを窓やサッシに使い部屋の中に入ってくる日差しを遮断することで、室内の温度上昇を抑えることができます。
また、遮熱カーテンといって、光は通すけれども熱は通さないカーテンが開発されており、部屋を暗くしたくない場合には、使ってみるのもよいでしょう。
猫は自然な環境を好むので、このようなツールで部屋の温度を上昇させない工夫も大切です。
また、遮熱カーテンといって、光は通すけれども熱は通さないカーテンが開発されており、部屋を暗くしたくない場合には、使ってみるのもよいでしょう。
猫は自然な環境を好むので、このようなツールで部屋の温度を上昇させない工夫も大切です。
■日差しが少ない部屋を解放する
夏場、猫が留守番をしていて陥りやすい最大のリスクは、一つの部屋に閉じ込められてしまうことです。その部屋に日差しが差し込みやすい場合、部屋の温度は上昇し猫にとって熱中症にかかる環境が整ってしまうことになります。
そのような危険を避けるためにも、部屋のドアや扉はできるだけ開け放っておく必要があります。とくに日差しが少ない部屋は開放することをおすすめします。
猫は、涼しい場所を求めて日差しが少ないそのような部屋に移動することでしょう。
そのような危険を避けるためにも、部屋のドアや扉はできるだけ開け放っておく必要があります。とくに日差しが少ない部屋は開放することをおすすめします。
猫は、涼しい場所を求めて日差しが少ないそのような部屋に移動することでしょう。
■水は数か所に置く
猫は、あまり水を飲まない動物といわれています。ですが、夏場の暑い時季に水の摂取量が少ないと脱水症になってしまう恐れがあります。なので、暑い時季には水を飲む機会を増やすために、部屋の複数か所に水が飲める場所を用意してやるとよいでしょう。
とくに、留守番している猫にとって、水が1か所にしかないのはリスクが高いので、必ず複数か所に水が飲める場所を用意することをおすすめします。
とくに、留守番している猫にとって、水が1か所にしかないのはリスクが高いので、必ず複数か所に水が飲める場所を用意することをおすすめします。
■電化製品は熱くなるのでマットで冷やす
扇風機やサーキュレーターは連続して使用すると、モーターが熱くなり故障したり発火して火災に繋がるリスクがあるので、ジェルを使った冷却マットなどでモーターから発生する熱を吸収する必要があります。このように、猫しかいない家で火災が発生しないような配慮が大切です。
■ペットボトルを凍らせたものは足置きに
2Lなど容量の大きいペットボトルに水を入れ、凍らせたものを何本かタオルに巻いて日が差し込まない複数の場所に置いておきます。猫は涼むためにその上にあがったり、足を冷やしたりして体の熱を放出することができるでしょう。安上がりで簡単な方法なのでおすすめです。
■バッグで移動の際はこまめに様子をみる
猫に留守番させるのではなく外出先にまで猫を連れてゆく場合には、猫を入れるバッグやケージを使うことがあるかも知れません。そのような際には、行く先々で温度や湿度の変化をともなう場合が多く猫が体調を崩す恐れがあります。なので、こまめに猫の様子をチェックし水を飲ませてやるなど猫の体調を気遣ってやる必要があります。
■まとめ
夏場、猫に留守番をさせる場合、閉め切った部屋の中で猫にとって過ごしやすい環境を作ってやることは大切なことです。そのような場合、エアコンや扇風機などの電化製品を使った空調は手っ取り早く簡単ですが、猫の体調を崩すことになるケースも考えられます。また、電気代の負担や事故の危険もともないます。
そこで、このような電化製品に全面的に頼るのではなく、遮光カーテンや凍らせたペットボトルなども併用し工夫することで、経済的で事故リスクの少ない環境を猫のために作ってやることができるでしょう
そこで、このような電化製品に全面的に頼るのではなく、遮光カーテンや凍らせたペットボトルなども併用し工夫することで、経済的で事故リスクの少ない環境を猫のために作ってやることができるでしょう