一口に猫といっても数多くの種類が存在して、それぞれに性格や性質が違うのが特徴です。今回はその中でも特に甘えん坊な性格の猫をご紹介します。
★【大原則】メス猫よりオス猫の方が甘えん坊
・年齢によって顕著に現れる性格の違い
一般的に猫というと、気分屋で警戒心が強い生き物とイメージする人も少なくありません。しかし、猫はメスとオスで性格や特徴がそれぞれ異ります。メスは気まぐれで自立心が強く一般的な猫のイメージに近いのに対して、オスはやんちゃで遊ぶことが大好きな甘えん坊なのが特徴です。これは、年齢を重ねるとより顕著に現れてきます。
★茶トラは甘えん坊が多い
・比較的雄が多い理由と性格の関係
日本で目にする機会が多いとされる茶トラですが、この茶トラも甘えん坊な性格をしている猫です。主人の後ろをついて歩いたり、就寝時に布団に入ってきて一緒に寝ようとすることも珍しくありません。茶トラは他の種類に比べるて雄の比率が高く、これは甘えん坊な性格が影響しているのではないかと考えられています。
★甘えん坊が多い猫の品種
・アメリカンショートヘア
日本でも人気が高い種類のアメショーも甘えん坊な性格の猫の代表です。元々は狩猟猫として活躍していましたが、年月を重ねる中で温厚で甘えん坊な性格になっていきました。
・シャム猫
見た目の美しさに定評があって好む人も多いシャム猫も甘えたがりです。シャム猫は、わがままで警戒心が強いのが特徴で、飼い始めの時は懐いてくれないこともあります。しかし、共に暮らしていく中で警戒心が解ければとても人懐っこく甘えてきてくれる猫です。
・オリエンタルショートヘア
甘えん坊といえば、このオリエンタルショートヘアも外すことはできません。オリショーはシャム猫の交配の中で生まれた種類とされています。そのためシャム猫の性質も強く受け継いでいて、甘え上手で飼い主と遊ぶことが大好きなのが特徴です。オリショーにはやきもち焼きの子が比較的多いため、一緒にいる時間を多く作ってあげることが大切になります。
・ヒマラヤン
ペルシャとシャム猫の交配によって作られたヒマラヤンも、一口に猫といっても数多くの種類が存在して、それぞれに性格や性質が違うのが特徴です。今回はその中でも特に甘えん坊の種類の猫をご紹介します。
・デボンレックス
特徴的な被毛が魅力のデボンレックスも飼い主に甘えたがる性格をしています。やんちゃでいたずら好きな所があって困らされることも少なくありませんが、寂しがり屋な面も持ち合わせているのです。そのため、寂しい思いをさせないように一緒にいる時間を多く取って近くにいてあげると喜びます。
一般的に猫は気まぐれで自分勝手というイメージを持たれることもありますが、本質は飼い主との密接な関係を望んでいます。たくさんの愛情を注いであげることでより信頼関係が強くなるのです。同様にシャム猫の性質を受け継いだ甘えん坊な猫です。猫の中でも特に穏やかな性格をしていて初めて飼う人にも適しています。落ち着いた性格でも遊び好きで甘えたがりの部分はオリエンタルショートヘアと同じです。