人間が食事をするときにちょうどいい高さがあるのと同じように、猫にも食事をしやすい高さがあります。食器をどの高さにすれば、猫にとって一番食べやすい高さになるのでしょうか。
★猫の食器の高さが適正でないとどうなる?
「なんだか猫の食が細いな」と感じたら、その理由は食器の高さがあっていないからかもしれません。姿勢が悪くなると人間でも胃が圧迫されてしまい、あまり多くの量を食べられないといわれていますが、猫も同様で食器の固さが合わないことで姿勢が悪くなり、あまり多くの量を食べられない可能性があります。床に食器直置きしていると、頭と首は床に向いている格好になりますから、見るからに食べづらそうです。食べづらいことで食事に対する気がそがれてしまい食事を途中でやめてしまったり、胃が圧迫されていますから食欲に任せて食べてしまって後で吐いてしまう、ということも起こります。さらに床に直に置いている場合には埃が入ってしまう可能性もありますので、
★あまり かがまないような高さに調整してあげる
猫が食事をするのにちょうどいい食器の高さは床から10cm前後だといわれています。個体差はありますが、この高さだと床に食器をじかに置いた時のように身体をきゅっと縮めて食べる必要がありません。見ていても姿勢が良くなるのはわかりますので、胃に余計な圧迫がかかりませんので食欲が戻ってくることが多いといわれています。手軽にちょうどいい高さにするために、読まなくなった雑誌などを重ねた上に食器を置いてみてください。雑誌ならさまざまな厚さがありますので、猫にちょうどいい高さを探すためにも使えます。
★食器台を購入するという手も
雑誌は手軽だけど見た目があまり良くありません。そんな時に最適なのは猫用の食器台です。台だけのタイプや専用の食器をはめ込むことができるタイプ、高さだけではなく、食器が斜めになってさらに食べやすさを追及しているタイプなどさまざまなものが販売されています。部屋のインテリアに合わせた素材やデザインのものを選ぶという方法もありますが、まずは雑誌などを重ねて今まで使っている食器を置き、どのくらいの高さが一番食べやすいのかを調べ、その高さの食器台を選ぶようにすると良いでしょう。
★まとめ
猫にぴったりと合うサイズの食器台を使うことで食事をしっかりとしてくれるようになりますので、猫の健康のためにも大きなメリットが期待できます。是非、猫にあった高さの食器台を使ってみてください。