猫のおやつはいつからあげていいの?猫のおやつの4つのルール

猫にあげるおやつは、健康面でも安心できて、成長をサポートできるものであれば積極的に与えたいものです。とはいえ、実際に猫を飼ってみると、ペットフードをしっかり食べているときはどうすればよいのかなど、わからないことも多いです。こちらでは、おやつのあげ方やおすすめの商品などについてご紹介していきます。

1.総合栄養食をしっかり食べているなら必要なし

人間と同じような感覚で、食事の合間におやつをあげる飼い主もいますが、猫の場合は栄養バランスのチェックが重要です。
猫が食べる食品としては、大きく分けて主食である総合栄養食のほかに、缶詰やレトルトなどの主食を食べやすくするための一般食、特別な時などにあげるおやつの3つに分かれています。
このうち、毎日の食事で猫が満足しているようであれば、おやつを与えすぎると肥満になる恐れも生じてきます。

2.おやつは適度にタイミングをみる

毎日のようにあげる必要がないとしても、猫におやつを与える機会は訪れるものです。その場合、あげるタイミングを決めておくことで、食事との区別をつけやすくなります。
例えば、何かを上手にこなした時のご褒美、食欲がなく主食をあまり食べなかったときの補助、猫とコミュニケーションをとるときなど、必要が生じた場合に食事とは時間を開けてからあげるとよいでしょう。

3.あげるおやつは年齢によって使い分ける

猫におやつをあげる場合でも、子猫のうちは歯や消化器官がまだ成熟しておらず、体も小さいのでミルク以外のものを与えるのは避けます。生後半年を過ぎたころからは体としては成猫のおやつも食べられますが、栄養バランスや肥満を考慮すると、食事だけにしておいた方が無難です。
いつからあげればよいかというと、一般的には、1歳を超えてからといわれています。あげる状況によって量や内容を変えていくとより効果的です。薬を飲ませたい時には、上手に飲んだ時のご褒美としておやつをあげると、積極的に薬を飲む習慣づけになります。
猫がなつかなくなったら、おもちゃで遊んだり猫が好むおやつを手渡しであげるのもよいでしょう。いずれの場合も、おやつばかりあげすぎると主食を食べなくなる恐れもあるため、ほどほどに活用します。

4.あげるなら安全で塩分の少ないものを

猫にあげるおやつは、主食とは味の異なるものであるほどご褒美、特別という意味合いを持たせられます。
しかし、それだけに猫の食いつきが良くなりますので、あげるのなら安全性の高いものを選ぶようにしましょう。
また、塩分の多いものは猫の味覚を鈍らせますし、人間同様にさまざまな病気を引き起こす恐れもあります。
人間の味覚で用意するのではなく、猫専用に販売されている薄味のものを選ぶ方が安心です。

5.無添加・無塩の国産鮭皮チップスで安心おやつ

猫用のおやつはいろいろ出ていますが、複雑な加工をしてあるものよりも、素材をそのまま使ったもののほうが安心してあげられます。
例えば、北海道産の鮭の皮を新鮮なうちに乾燥させた鮭皮チップスは、添加物などが含まれていませんし、素材についている香りや塩分のみで薄味なので、おすすめです。
鮭の皮には魚由来の海洋性コラーゲンがたっぷり含まれていますので、健康で美しい毛並みや皮膚を維持するのに役立ちますし、関節や骨などを健全に保つ働きも期待できます。
牛や豚のアレルギーを持っている猫にも与えることができ、細かくちぎるだけなので手間もかかりません。

このように、猫のおやつは必ずしも必要ではありませんが、一緒に暮らすうえで非常に役立つこともあります。猫の健康を考慮しながら、上手に活用しましょう。
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