【ペットの疑問】里親って誰でもなれるの?ペットショップとの違いは何?

世の中ペットブームで、犬や猫を是非とも飼いたいと思う人は多くいます。その大半の場合、ペットショップで子犬や子猫を買ってくることしか頭にないような気がします。そんな人はちょっと立ち止まって身寄りのない犬や猫を引き取って家族の一員として迎えることも考えてみてください。そのためにあるのが「ペットの里親制度」というものです。

★ペットの里親とは

・里親制度について

飼い主が飼えなくなって手放したり,野良として地域をさまよっていた動物(主に犬や猫)を保健所や各種保護団体から預かって、ペットとして飼う制度を「里親制度」といい、その動物を引き取ろうとする飼い主志願者のことを「里親」と呼びます。

預かる際の細かいルールは保護団体によって異なりますが、おおむね里親志願者が保護団体のところへ行って「里子」にしようとするペット達と対面して(これをお見合いといいます)相性の合いそうな犬や猫を連れ帰り、ペットとして同居が可能かどうかを試してみる制度です。保護団体によってはホームページを開設して「里子」候補の犬や猫のプロフィール(見た目、推定年齢、性格など)を表示しており、そこから自分の家庭に合いそうな犬や猫を選ぶことができる場合もあります。

犬や猫の里親である期間は、自動車の運転でいえば「仮免許」の期間に相当し、保護団体からさまざまなサポートや飼育に対するアドバイスを受けることができます。そのかわり、里子である犬や猫が脱走などの事件を起こしたらただちに里親関係は解消されて、その犬や猫は保護団体に連れ戻されて里親関係は強制的に解消されます。また里子として引き取った犬や猫がどうしても引き取り先の環境になじめなくて関係を解消したい場合にも、保護団体が再び引き取ってくれる仕組みになっています。

その逆に、里子として引き取った犬や猫が引き取り先の環境になじんですっかり家族の一員のようになったときには、里親関係は発展的に解消されて、犬や猫は引き取り先の正式なペットとして新しい生活をはじめることになります。

・里親はこんな人

犬や猫の里親になるのには、特別な資格は必要ありません。しかしたいていの保護団体は、引き取った犬や猫を最後まで責任を持って世話をしてもらいたいと考えているので、里親に安定した環境を要求することが多いです。どんな保護団体も、自分達の手を離れた後の犬や猫がペットとして幸せに暮らすことを願っているので、里親の審査基準には案外厳しい面があることを覚悟しておく必要があります。

独身者、特に独身の高齢者は、特別な場合を除くと残念ながら里親として適格とみなされないことが多いようです。最低でも夫婦・親子などというようにきちんとした「家族」が構成されていて、飼い主の病気等万が一の事態が起こった場合も飼育を続けられる環境になっているか、保護団体の方でも真剣に確認します。
そういう意味では、夫婦と子供が揃っていて皆円満に過ごしている「普通」の家庭が里親家庭として一番望まれているといえるでしょう。

しかしすべてはその保護団体の判断次第のことなので、できるだけ条件を整える努力をすることで「里親候補」と認めてくれる保護団体もあるかもしれません。

・里子は有償?無償?

里子となる犬や猫は、無償譲渡が原則です。しかし特に猫の場合などは正式な引き取りに際して将来の去勢・避妊手術を義務づける場合が多く、その費用を負担する必要がある場合も多いです。また犬の場合にも、法定ワクチンの接種費用は里親側で負担することになるはずです。その他犬や猫の状態によっては健康診断が必要な場合もあるなど、完全に無償で引き取ることができるというわけにはいきません。それでも、ペットショップから子犬や子猫を購入することに比べたら、里子を引き取る際に発生する費用ははるかに少額で済ますことができます。

★ペットショップとはこんなところ

ペットショップとは、文字通りペットにするための犬や猫、ときにはその他の動物を販売する店舗のことです。犬や猫の場合、純血種の子犬や子猫を扱う場合も多いです。
ペットショップに行くと、かわいい盛りの子犬や子猫がケージの中に入ってこちらを見ていることが多く、その中から相性の良さそうな好みの子犬や子猫を選んで、お金を払って購入することになります。

ペットショップの場合は基本的に里親として犬や猫を引き取る場合と違って購入者の身元をあまりうるさく問われることはありません。またペットショップにいる子犬や子猫は健康を厳しく管理されているので、悪徳業者にあたらない限り、安心して引き取ることができます。

ペットショップの最大の違いは、やはり子犬や子猫を購入するために、里親として里子を引き取るのとは比べ物にならないほど、多額のお金を支払わなければならないことです。

★里親とペットショップの違い

ペットショップから犬や猫を購入する場合には、里親になる場合と異なって、お金を払えば飼う側の身元を厳しく審査をされることもなく、可愛い盛りの子犬や子猫を容易に入手することができます。

これに対して里親として犬や猫を引き取る場合、ペットショップと違って純血種の粒ぞろいのペット候補の中から里子を選ぶことはできません。里子候補となっている犬や猫の場合、純血種である可能性ももちろんありますが、大半は雑種であると思った方が良いです。また里子候補となる犬や猫の年齢もバラエティに富んでいて、ペットショップのように子犬や子猫ばかりとは限りません。成犬や成猫、場合によってはシニア犬やシニア猫も里子候補になっている可能性があります。

里子候補となっている犬や猫にはそれぞれ異なった背景があり、元の飼い主に虐待されたり野良犬や野良猫として厳しい生活を送ったりした経験があるものも多くいます。自分が里親として名乗りをあげない限り保健所で処分されてしまう可能性があるものもいるのです。

★まとめ

里親制度を利用して犬や猫を引き取り、一定の同居期間を経て正式な家族の一員として迎えるということは簡単なことではありません。ペットを飼うということはひとつの命を預かることでもあり、それなりの覚悟が必要なことだからです。

それでもペットを飼いたい人で里親に立候補することが可能な場合は、ペットショップで子犬や子猫を購入するのではなく、是非とも里親制度にチャレンジすることを勧めます。不幸な犬や猫に幸せな落ち着き先になる家を与えるということは、とても素晴らしいことだからです。

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