評判の良いペット保険はどこ?少額短期保険とは?最新ペット保険事情

大切なペットがけがや病気になった時には、できるだけしっかりした治療を受けさせたいものです。しかし、動物病院の治療には保険診療がないため、予想以上の高額を請求されて足が遠のきがちになることも珍しくありません。そのため、現在では民間のペット保険がいくつも出回っており、いざという時のために加入する飼い主さんが増えています。こちらでは、そんなペット保険についてご紹介していきます。

★1.ペット保険の最新事情

・1 保険期間は1年間で自動更新が主流

ペット保険は基本的に保険期間は1年間となっていて、期間が過ぎると退会になります。しかし、自動更新が設定されていることが多く、継続して同じ保険を続けたい時には何もせずにおけば自動更新となっているため、飼い主さんにとっては短期の保険という認識にはなりづらいです。1年更新になっている理由はいくつかありますが、そもそもペット保険自体がそれほど歴史のある商品ではないため、毎年のように新しい商品を導入したり、プラン内容を変更していたりすることにも関係があります。

・2 犬・猫用以外の保険もある

ほとんどの家庭では犬・猫のどちらかをペットとしていますが、最近では鳥類や魚類、小動物などのエキゾチック種を買っている世帯も増えています。そのため、保険の中にはこれらの犬・猫以外のペットでも加入できる商品があります。ただし、エキゾチック種も加入できる保険は数が限られていますので、対応しているかどうかをまず確認しておくとよいでしょう。

・3 保険料だけで決めないで!補償内容が重要

(1)支払い限度額はいくら?安いプランは補償も安い

ペット保険を選ぶときは、保険料だけでなく補償内容も確認しておく必要があります。代表的な保険は一年間に50~100万円程度を支払限度額としており、高額な治療や手術を受ける可能性があるときには、安いプランを選んでいると充実した補償を受けられません。また、補償割合も50~100%とかなりの開きが見られ、ペットに合った商品を選ぶ必要があります。

(2)通院・手術・検査1回にかかる平均費用とは?

動物病院の治療費は、明記してはならないと法律で定められていますので、金額にもかなりの開きが見られます。ただ、平均的には初診料が1000~1500円程度、再診料が500~1000円程度はかかります。検査は簡単なもので1000円程度、レントゲンや超音波検査などは4000円以上です。手術は内容にもよりますが、平均して10~20万円はかかりますし、入院は一日あたり1万円程度といわれているなど、保険料と比較してもかなり負担が大きくなることがわかります。

(3)回数制限にも注目を

ペット保険は手術で利用できる回数や通院日数に制限があります。大きな病気やけがはないものの、頻繁に通院するようなケースでは、回数の多い保険を選ぶとよいでしょう。

★2.要注意!高齢になると入れなくなる?

ペット保険は継続して加入していると終身になっているものもありますが、だいたい8歳程度までしか新規の受付をしていません。また、高齢になってから加入すると保険料も高額になりやすく、病気が増えて保険が必要になるときに負担が大きくなります。そのため、気に入った商品があれば早めに加入することをお勧めします。

★3.最近話題の少額短期保険とは

ペット保険は損害保険会社と少額短期保険会社に分かれています。後者はペットの手術費や入院費が比較的安いことを踏まえ、長期的に補償をカバーする必要はないとの考えから、1年程度を目安にした商品のみを扱っています。補償内容は損害保険会社の商品とそれほど大きな違いがありません。

★4.評判の良いペット保険

・げんきナンバーわんスリム(ペット&ファミリー)

この商品は、ペット&ファミリーのげんきナンバーわん保険に免責金額をつけることで、保険料を安く抑えている改良型のプランです。主に高額の治療費を中心とした補償になっており、日ごろの軽いけがや病気のためではなく、まとまった金額の治療費が発生した時のための備えとして加入されています。年間での支払回数制限や1日あたりの上限金額がなく、高額治療ならば通院でも利用できます。継続は終身まで可能ですが、新規加入は満7歳までと比較的若い年齢の設定になっていますので、加入を迷っている人は早めに手続きをとっておきましょう。 詳細はコチラ

・いぬ・ねこのきもち保険(アクサダイレクト)

大手損害保険会社であるアクサダイレクトのペット保険で、通院・入院・手術でかかった治療費の70%(限度額は1年に70万円)を補償する「プラン70」と、治療費の50%(限度額50万円)を補償する「プラン50」の2種類を提供しています。事故やけがによる入院・通院は1日目から補償を受けられるため、緊急性のある治療でも安心して受けられます。また、年間の限度額以内であれば1回の支払限度額や支払限度日数がなく、大きなけがや病気をしたときにも治療費の大半を保証してもらえます。終身まで更新可能で損害保険会社の補償ということもあり、信頼性が高いです。 詳細はコチラ

・うちの子ライト(アイペット)

アイペットの保険で、2012年に少額短期から損害保険へと業態を移行しています。対応している動物病院も多く、保険料が安いことからいざという時の安心のために加入する飼い主さんが多いです。高額になりやすい手術補償に特化しており、3万円を超えるときには入院や検査・投薬も含めて90%の補償を受けられます。(ただし年に2回まで、1回につき限度額50万円)オプションでペットが他人やよそのペット、他人の家財等を傷つけたときにも賠償責任特約を付けられます。新規加入は満12歳まで、終身継続可能と加入しそびれて高齢になったペットにも安心です。 詳細はコチラ このように、近年ではエキゾチック種にも対応していたり、プランごとに補償内容に違いがあったりとそれぞれの世帯に応じてぴったりのプランが選べるようになっています。また、動物病院ですぐにペット保険を適用してくれることも多く、持ち合わせがないときにすぐに受信させやすくなりました。大切な家族と幸せな毎日を送るために、自分たちに合った商品を探してみましょう。
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