【獣医師監修】うちの猫がもしかして太ってきた?と思ったらチェックしたい4つの真実

猫は元々あまり運動をしない動物であること、そして室内飼いが多くなっている現状において、猫の肥満で悩む飼い主さんも少なくありません。ここでは、猫の適正体重やチェック方法・安全なダイエット法などについてご紹介します。

★猫の理想体重は1歳~2歳の時の体重

猫の種類や大きさ・性別によって多少の違いはありますが、猫の平均的な体重は成猫で3.2~5kgほどになります。
またその子にとっての理想的な体重の目安は、猫が1歳~2歳くらいの時の体重と考えると良いです。猫は1歳くらいの時から成長が止まるので、このころの体重がベストです。この方法を使えば、大型猫のメインクーンや小型猫のシンガプーラなど、平均的な体重に当てはまらない種類の場合に役立ちます。

★肥満状態は見た目でチェックできる

・お腹が丸く膨らんでいないか

猫の場合は、適正体重の15%以上よりも重いと「肥満」と判断されます。そして体重以外にも見た目でも判断することが可能です。お腹部分だけが膨らんでいて、くびれが見えない場合も肥満に当てはまります。

・肋骨に脂肪がついていないか

肋骨部分を触ると薄い脂肪が付いている状態が適正の体重です。しかし、肥満の猫は肋骨を触ろうとしても厚い脂肪に覆われています。なお、ここまでの状態ということはかなりの肥満状態であるといえます。

・顔に脂肪がつき丸くなっていないか

顔や手足も触ってみることでも肥満かどうかをチェックすることができます。猫の種類によっては長毛の子もいるので、脂肪の付き具合が分かりにくい場合があります。

★去勢すると太りやすくなることも

避妊や去勢手術をした猫は、手術を受けていない猫よりも太りやすい傾向にあります。それは、生殖器の機能を維持するエネルギーが必要なくなるため、手術前の食事量と同じのままだとカロリーを過剰にとってしまうことになるからです。ホルモンバランスが変化することも影響しています。
さらに、猫によっては性欲が減退することによって、関心の沸くことが食欲の方に傾いてしまうという理由もあります。したがって、手術を受けた後は今まで通りの食事量よりも少ないカロリー摂取を心がけることが大切です。

★食事量が少なくても太ることはある

フードの表示通りよりも少ない量にしたり、運動をさせるようにしているにも関わらずなかなか痩せない、あるいは太ってしまう場合には、栄養が偏っている可能性があります。猫も人間と同じように、炭水化物や砂糖・脂肪などで太ってしまいます。
そして猫は肉食動物なので、炭水化物といった糖質を元々あまり必要としません。そのため、炭水化物や糖分の配合の多いフードやおやつを食べてしまうと、1日の摂取カロリーは守っていたとしても、ダイエット効果がなかなか得られないといった原因になります。フードはできればダイエット用の高繊維、高蛋白、低炭水化物のものが良いでしょう。また食事を与える頻度を複数回に分けることで、消化・吸収のためにエネルギーを使う機会が増え、カロリー消費につながります。念のため、家族でコッソリおやつをあげている人がいないかも確認しましょう。

★まとめ

肥満はそのままにしておくと、命に関わるような病気のリスクも上げてしまいます。元気に長生きしてもらうためにも、飼い主さんが日ごろからしっかりと健康管理を行うことが必須です。しかし、猫は嫌なことはしたがらない生き物です。そのため毎日の食事を工夫したり、飽きない遊びなども取り入れて楽しくカロリーコントロールを行えるようにしましょう。
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