【獣医師監修】愛犬の免疫力アップには昆布がおすすめ!効能と注意点について

1.ワンちゃんに昆布って与えてもOKNG

犬は人類とともに歩んできた友です。近年、犬の健康食品として注目されているものが昆布です。昆布にはビタミンKとミネラルが他の食材に比べて非常に多く含まれていて、それが犬の健康を維持するのに役立つと言われています。もちろん、従来は海藻類、消化しにくく、ときには消化不良を引き起こす性質を持っているため、調理方法、与え方には工夫が必要になります。

2.愛犬に昆布をあげるメリットとは?

昆布にはいろいろな栄養素が豊富に含まれていて、食べるとそれらの効果を得られるというメリットがあります。

ビタミンKの効果

ビタミンKは、たんぱく質の代謝、骨の生成、血液の凝固作用、肝臓機能障害の予防効果などがあります。 犬はビタミンKを体内で生成することができますが、その生成量はそこまで多くありません。したがって、昆布を摂取することにより上記の効果を期待できます。

ミネラルの効果

ミネラルの働きには甲状腺機能の改善効果とデトックス効果の2つが挙げられます。

①甲状腺機能の改善効果とは?

甲状腺機能の改善効果はミネラルの中でもヨウ素の働きによるものです。意外に知られていませんが、犬は甲状腺機能の障害になりやすく、内分泌系疾患にかかりやすい傾向があります。普段から昆布を与えることでその予防効果を期待できるでしょう。

②デトックス効果とは?

デトックス効果はカリウムの働きによるものです。カリウムは体内に蓄積された老廃物を外に排出させる効果を持っていて、ワンちゃんの健康だけでなく美容にも役立ちます。食べさせてから毛艶を日々チェックすると、その変化があるかもしれません。

フコイダンとは?

昆布に含まれている栄養素はビタミンKとミネラルだけではありません。それ以外にもフコイダンと呼ばれる栄養素も含まれています。
フコイダンというのは他の栄養素に比べて発見が比較的新しくおよそ100年しか経過していません。20世紀初頭に発見されたばかりの栄養素です。現在もさまざまな国において研究が盛んに行われています。日本でもフコイダンが配合された健康食品が数多く販売されていて、男女問わず、多くの中高年に馴染み深い栄養素の1つとなっています。
しかも、近年はただの健康食品としてだけでなくガンの治療方法としても利用されています。これは1990年代に抗ガン作用が高いことが判明したからです。ガンの治療法の中でも食事療法で最も期待されています。フコイダンには免疫機能を活性化させたり、ナチュラルキラー細胞を活性化させることで、体全体の免疫力を向上させる効果があります。

ナチュラルキラー細胞とは?

ナチュラルキラー細胞とは体の中にあるウイルスやガン細胞などを積極的に攻撃してくれる細胞のことです。この免疫力の向上効果によって、さまざまな病気から身体を守ってくれるのです。 たとえば、犬の病気で非常に多いものとして細菌性皮膚炎の予防改善効果が期待できます。

アルギン酸の効果とは?

アルギン酸も含有されていて腸内環境の改善作用があります。アルギン酸が腸内の善玉菌を増やして大腸菌などの悪玉菌を減らしてくれます。そうして腸内環境が整えられて便秘などの予防になります。

3.昆布を上手に食べさせる方法とは?

昆布は適切な調理をした上で犬に食べさせてあげないと消化に悪いです。 まずそのまま食べさせるのは厳禁です。粉末状にする必要があります。ミキサーを使って粉状にしましょう。ミキサーがない場合は細かく刻んで、それから茹でて柔らかくします。 昆布をそのような状態にしてからドッグフードに混ぜて食べさせてあげることです。昆布を入れると食いつきが悪くならないかと心配する向きもありますが、グルタミン酸という旨味成分が入っているので、むしろ食いつきはよくなるかもしれません。また、調理以外にも注意するべき点があります。それは肝臓疾患を患っている犬には昆布は与えないことです。それというのも、昆布にはビタミンKが多く含まれていて、肝臓に過剰蓄積をしてしまうため与えることは控えたほうが良いでしょう。昆布は消化が難しいです。与えるときは少量から体調を見ながら始めてください。