【獣医師監修】愛犬とハーブティーを楽しもう!身近に手に入るおすすめハーブ(まとめ)

1.カモミールは愛犬の心と体を癒してくれる!

カモミールティーはほのかにりんごに似た香りを楽しめるハーブティーです。人間にもたくさんのプラス効果をもたらしてくれますが、愛犬にも多くのメリットが期待できる飲み物として話題を集めています。

やさしく効く鎮静作用

人間にも鎮静効果があるカモミールティーは犬にも同様の効果をもたらします。たとえば、夜寝る前に与えると良質な睡眠を得られることや、病院に行く前などに与えると精神状態を落ち着かせることができるので病院内で暴れるといったことが少なくなる効果が期待できます。外出時に不安な場合は水筒に入れて持ち歩いてもいいかもしれません。

炎症を鎮めて快適ライフに

カモミールには抗炎症作用があるため、胃や皮膚トラブルを起こしやすい犬に幅広く使用することができるので非常に便利です。犬は消化不良になると頻繁に吐いたりゲップやおならをするのでそういったときに飲ませるのが効果的。フードの中に砕いたカモミールを少量混ぜて与えるのもおすすめです。皮膚が炎症を起こしていたり愛犬がしきりに同じ場所を掻いていたりしたときは、カモミールティーをコットンに染み込ませて患部にやさしくあてましょう。
保湿効果もあるので、炎症やかゆみを抑えてくれるとともにうるおいを与え皮膚の状態を整えてくれます。 たくさんの効果が期待できるカモミールティーですが、薬と違って劇的な効能を期待できるものではありません。あくまでプラスアルファや予防として使用することが適切であり、ひどい症状が認められる場合はすぐに病院に連れて行くことが大切です。

2.ミントで愛犬もスッキリさっぱり

ミントは独特な清涼感でさわやかな効果を体にもたらしてくれるハーブです。ハーブにはペパーミントやスペアミントなど種類がいくつかありますが、効果としては大きな違いはないので特定のものを選んで使用する必要はありません。

飲んでスッキリ

人間がミントティーを飲むと胃の中がスッキリするように、犬にも同じ効果が認められています。消化不良を起こしているときやごはんを与えすぎたとき、おならが多く出ているときに飲ませると胃がスッキリして症状が和らぎます。お腹が空きやすく、胃酸をよく吐く場合も試して見てもいいでしょう。カモミールと似たような効果ですが、ミントティーは清涼感が強いのでもたついた胃をスッキリさせる効果がより強くなっています。カモミールティーとブレンドさせると炎症作用の相乗効果でさらにグッド。

磨いてさっぱり

殺菌作用のあるミントを愛犬に与えると、簡単にお口トラブルを予防することができます。そのままミントティーとして飲ませても構わないですが殺菌効果を留まらせることが大切なので、コットンやガーゼに含ませて歯や歯茎を拭くやり方がおすすめです。磨いてあげることで、歯肉炎や口臭を軽減させる効果が期待できます。やけどをしないようにお茶を含ませる際は十分に冷めたものを使用しましょう。歯茎は痛みやすいので、ごしごし拭くのではなくやさしく拭いてあげることが大切です。犬がミントの葉を大量に摂取すると嘔吐や下痢を引き起こす場合があるので、与える際には十分な注意が必要です。

3.ワンちゃんにとってのハーブとは?

ハーブは犬にとって様々なメリットを与えてくれるものです。しかし、多くの種類があるハーブは犬に与えていいものと与えないほうがいいものと細かく種類が分かれています。ハーブを犬に与えるには相応の知識が必要になりますが、その中でも比較的扱いやすいハーブといわれているカモミールとミントは初心者には最適のハーブです。

【ハーブを与える際のポイント】 ハーブを与える時は原則「5日続けて与えたら2日休」んでください
 

これはハーブに体が慣れすぎるのを防ぐためです。ハーブはすぐに効果を実感できるものというよりは、長く使用していくうちに症状を和らげるといった目的が根底にあります。長く使い続けるためには、体を慣らさせないことが重要であり、効果が弱まってしまうデメリットもあるので毎日与え続けるのはやめましょう。 ホームセンターなどでは犬用にブレンドされたハーブやエキスがたくさん販売されています。フードに混ぜて与えることができるトッピング用のハーブもあるので非常に便利ですが、犬用にブレンドされたものでも毎日与えることはおすすめできないので頭にいれておくようにしましょう。 人間用のティーバッグを選ぶ時にはブレンドされていない単独のものを選ぶようにします。ブレンドされたハーブの中には犬に与えても大丈夫なものか自分で判断できないものが含まれている場合もあるので注意が必要です。人間用のものを自分で選んで愛犬に与えるのが心配といった人は市販で売られている犬用ハーブを使用しましょう。犬用にブレンドされているハーブには危険性のあるハーブは含まれていないので安全です。人間にとっても良い効果をもたらしてくれるハーブは、犬にとっても効果的で様々なメリットが得られる食材となっています。ただし、嗅覚の鋭いわんちゃんの中には、嗅ぎ慣れないハーブは好まない子も居ます。あくまでも「その子に合っていれば」継続して見てくださいね。

監修獣医師 塩谷 朋子

渋谷区どうぶつ病院ルル元院長。
10年間院長として活躍した豊富や診察経験他民放テレビやインターネット、雑誌や書籍などさまざまな媒体にも出演、寄稿している。

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